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ハイデルベルグ PDF Print Engine ジョイントセミナーに行ってきました。

Adobe PDF Print Engine のページ
感想をまとめると・・・
「PostScript に将来のビジョンはない!
 PostScript の時代は終わりを告げる。
 これからの未来はAdobe PDF Print Engineが担っていく」
という風に聞こえました。(セミナーの講師がはっきりそう言ったわけじゃないですけどね)


考えてみれば、PostScriptが登場して20年、とっくにレガシーと呼ばれてもおかしくない技術ですから。

DTPの世界では
写真は「ポジ原稿をスキャナで分解」→ デジカメデータ
制作アプリケーションでいえばIllustrator8.0 → CS2(ver.12)
入稿用データはアプリケーションオリジナルデータ → PDF/X-1a
徐々にではありますけど、確実に変化していっているのに
最後の出力段階だけが依然として「PostScript3」のままでしたね。


今回のセミナーは
ハイデルベルグ・アドビ・アップルの3社によるものですが、日本にDTPが紹介された頃の組み合わせだったりします。

他に特徴的だったのは、Illustrator9や10が発表された頃のセミナーでアドビさんが盛んにメリットだと強調していた「透明」の機能が、透明を含んだPDF(PDF1.6)がPostScriptRIPで出力する際、PDFからPostScriptへ変換される事によってトラブルの原因になると、アドビの方もハイデルの方もおっしゃっていた事です。
Adobe PDF Print EngineはPDFをネイティブに扱う(というかPDFしか扱わない)ので「変換」作業は発生しないと繰り返し強調してました。
そうなると、ようやくこれから定着していくのかと思っていた「PDF/X-1a」では、透明を扱う事が出来ないので印刷業界向けには「PDF/X-4(現在はまだ策定途中)」を普及させようという事になるんでしょうねぇ・・・
Adobe PDF Print EngineもPDF/X-4も具体的な製品として現れているわけじゃないですが、そういう流れになっていくのかなぁ〜って冷えすぎた冷房に震えながら感じたわけです。
あぁ、後 アップルの人は「法人営業本部 Design&Publishing営業部市場開発」の方だったんですが、まだDTP分野を見放したわけじゃなかったんですね(^^)